土地家屋調査士という試験について

当サイトにはこれから土地家屋調査士の勉強を始める初学者の方々が来て、毎日様々な質問を頂いています。

「この試験はどれくらい難しいのですか?」
「一日どれくらい勉強すればいいのですか?」
「試験勉強に必要なものは何がありますか?」

などなど。
初学者にとっては全てが初めての事ばかりですよね。

土地家屋調査士という試験自体マイナーなものですし、ネット等でも断片的な情報しか得られる事ができません。
なかには事実とは異なる情報があるかもしれません。

分からない事だらけって不安ですね。

あなたも、「土地家屋調査士の資格を取るんだ!!」と決めたものの具体的な事は全く分からない手探りの中、このサイトまでたどり着いたんだと思います。

しかし、安心して下さい。
ここが、あなたの土地家屋調査士人生への出発点となりますから。

土地家屋調査士の勉強をはじめる前に…

さて、これから土地家屋調査士の試験勉強について話をするのですが、その前に少しだけ「資格」について触れておきます。
まぁ触れるといっても、簡単な雑学みたいなものです。

私たちの身の周りには沢山の資格がありますよね。
身近な所でいえば車の免許だって資格ですし、難関な資格でいえば医者や弁護士があります。

ざっくりとですが、これらの資格を大きく2つに分けてみましょう。

1つは、ある条件さえ満たせれば誰でも合格できる資格。
そしてもう1つは、ある条件の人数のみ合格できる資格。

ん?
何の事やら分からないですかね…(汗

では順番に説明しますね。
1つめの「ある条件さえ満たせれば誰でも合格できる資格」についてです。
これは、自動車の免許や簿記試験なんかですね。

その資格の勉強をきちんとして、「知識や技術を試験でクリア」できれば誰でも取得する事ができます。
この試験には合格点というものが設定されていて、 受験者数が多いか少ないに関わる事はありません。
例えば簿記試験なら2級・3級ともに、100点満点で70点以上とれれば合格というように設定されています。
基本的には、その資格を持っている人が世の中に何人いても支障をきたすことがないものです。
車の免許が年間10万人しか合格できないとか不便でしょ?
つまり、ある一定の知識や技能を検査するという意味合いでの資格です。

次にもう1つの「ある条件の人数のみ合格できる資格」についてです。
これは先ほどの試験と違い、合格点というものがその年の受験者の状況よって変動します。
分かり易く言うと、高校や大学の受験みたいなものです。
元々何人合格するかっていう定員が決まっていて、その年ごとに合格点の変動があります。

資格で言うと、司法書士、行政書士などですね。
察しの良い方ならもう気づいたかもしれませんが、土地家屋調査士の試験もこの「ある条件の人数のみ合格できる資格」なのです。

なぜこのような合格者を定員制にするかという理由を解説しますね。

土地家屋調査士が合格しにくい資格と言われる理由

土地家屋調査士は近年8,000人ほどの方が受験し、合格は約400人前後です。
これから受験されるあなたにとっては、「えぇ~、もっと合格者増やしてくれよー!!」って思うかもしれませんが、少し違った角度でこれを見てみますね。

あなたの住まいの周りで土地家屋調査士ってどれくらいいると思いますか?
あまり意識した事ないと思うので分からないですかね。

土地家屋調査士が毎年400人程度合格すると同時に、高齢になられた先輩調査士が引退されたり、諸々の理由で廃業される方もいらっしゃいます。
時代や社会情勢もありますが、国が決めた「土地家屋調査士として維持しておきたい人数」が合格者に反映されています。

ですから、逆を言うと莫大にある時土地家屋調査士が増えすぎて、仕事が急激に無くなるといった事に対して配慮されているとも考えられます。
これは合格者が少ないけれど、逆を言うと競合が一気に増える職業ではないとも言えます。
国が有資格者の定数をコントロールしていますからね。

さて、前置きが長くなりましが、上記を踏まえ土地家屋調査士試験の内容について話していきますね。

土地家屋調査士試験は短期決戦か?長期戦か?

それでは、土地家屋調査士試験の勉強を始めるにあたり最初に合格の条件について話しをします。
先ほど述べたように、この試験の合格者は「土地家屋調査士として維持しておきたい人数」であり、例年約400人前後だという事は知ってもら得たと思います。

これを知っていれば、「〇〇点を目指して勉強する」という考え方より、「合格人数内に入る」という事が合格のための本当の目標だということが分かると思います。
つまり、この試験は高得点を取る事を目標にするのではなく、合格人数内に入る事を意識していく事が重要なのです。

「過去問などで〇〇点以上を取れるような勉強をしていけば合格できる」というような勉強を続けてしまえば、時間と労力ばかりを使ってしまい、「合格までに5年かかりました」というような長期受験生活にハマってしまいます。
それでも長期で合格できればいいですが、中には長期の受験生活に疲弊して受験自体を諦めてしまう勿体ない受験生もいます。

ですから、そういった意味でも土地家屋調査士試験に対しては短期合格を意識した勉強法を薦めています。
よく「今年は時間がないので様子見で受験します」といった受験生がいるのですが、こういった受験生はほとんどフェードアウトしていっています。
そもそも短期合格を実践する労力がないのに、それ以上に時間と労力を使う長期受験生活では生半可な気持ちでは到底不可能です。

ちょっとプレッシャーに感じましたか?
でもね、これって逆に言えば「短期合格でもできる試験」という事を話してるんですよ。
しんどい試験だからこそ、「短期で合格しちゃいましょう!!」ってこの思考が最も低労力なんですね。