土地家屋調査士試験対策に計算機に迷う受験生たち

毎年のように土地家屋調査士試験の受験生の間で語られる事の1つに、「計算機選び」があります。
やれ、シャープの計算機がいいだのカシオの計算機がいいだのといった論争が言われます。

また、ネットを検索してみると「カシオ関数電卓●●で交点計算の方法」など機種別に説明してくれているサイトもあり、いかにも試験に有利そうなイメージを持ってしまいます。

一体どこのメーカーのどの機種が土地家屋調査士試験に有利なんでしょうか?

しかし、私は「どこの関数電卓でもいいのではないか?」と思います。

そもそも土地家屋調査士試験に特別有利な関数電卓なんてありません。

根本的に間違っていると思うのは、「計算機の機能に頼る」という事が当たり前になりすぎて何も考えない受験生が増えてしまったということです。

関数電卓の特殊機能はもう使えないという事実

以下の動画を見て下さい。

東京法経学院の内堀講師による講義ですが、平成24年度の書式問題についての解説をしています。

この動画の説明でも述べられているのですが、本試験の書式問題の計算問題で

手動で計算すれば
100.00+15.90×sin85°16′10″(0.9965)=115.84m
となりますが、これを電卓の特殊機能で計算すると
115.85m
という結果になるという事になります。
電卓の特殊機能を使った結果では求められている正しい正解が出なくなりました。

電卓の特殊機能を使用防止の対策が取られているのです。

これは、法務省が求める土地家屋調査士の本質を考えれば分かることです。

  • 自分で計算方法を理解せずに計算する事は測量誤差を生じて正しい登記ができなくなる
  • 計算に対する技能を持たない受験生の合格防止

などがあるからです。

今現在は全ての電卓の特殊機能が使えないということはありませんが、今後の予想としては、計算過程を重視する出題形式がとられて、電卓の特殊機能しか知らないという人への対策が取られる可能性が十分に考えられます。

当たり前といえば当たり前の話ですが、昨今の受験生は余りにも特殊計算機能に頼りすぎていたのです。
ですから、計算機選び云々より自分で計算する能力をつける事のほうが大事なのです。

本当の意味での計算機選び

では、計算機を選ぶ際にどの計算機を選んだらいいのでしょうか?

私が選ぶとするならば、人が薦めるものより自分で実際に触ってから確かめるという方法を取ります。
電機量販店などに行くと電卓コーナーに関数電卓が並んでいます。大体の電卓は実際に触れるようなパッケージになっています。
実際に交点計算などの計算をしてみて使い心地を試して見たりするのがいいでしょう。

電卓を実際に触ってキーの大きさ、押した感触、ボタンの配置、画面の見やすさなど自分自身で確認し、自分が使いやすいと思ったものを購入すればいいのではないでしょうか?

個人的な感想では、シャープの計算機はキーが固い感じ(しっかりと押さないと認識しない)、カシオの計算機はキーに遊びが多い(押したつもりが認識していない)という感じです。
こういった感じは個人差があると思いますから、やはり実際に触ってみる事で感覚が分かります。

答練や本試験でみた計算機たち

私が答練や本試験で見た計算機を使っている人たちは、持っている電卓はバラバラでした。
とても古い機種を持っている人もいれば、2種類の電卓を使い分けている人もいました。(本試験では2つまで電卓の持ち込み可)
どの機種がベストかは分かりませんが、ネットや人の情報に踊らされて自分に合わない計算機を選ぶより、実際に触ってから選ぶ事、これが何より大事だと思います。

どの機種を買うのがいいのか分からない人は

法務省の土地家屋調査士試験情報に『平成28年度土地家屋調査士試験の筆記試験における電卓の使用について』という使用できる電卓の一覧が掲載されているページがあります。

※現在は掲載が終了しています。

また、Amazonなどで土地家屋調査士用の計算機を検索すると出てくるので参考にするといいでしょう。

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