口述試験対策はしなくていい

土地家屋調査士試験の筆記試験が合格した人は毎年11月に実施(平成30年度の試験からは1月に実施)される口述試験に受かって晴れて土地家屋調査士試験に合格となります。

さてこの口述試験なんですが、絶対受かる説落ちる事がある説があります。
この事について今回は話をしてみよと思います。

口述試験は落ちない

口述試験の内容として法務省が公表している『平成29年度土地家屋調査士試験受験案内』には以下のように記載されています。
⇒平成29年度土地家屋調査士試験受験案内(PDF)

口述とはいえ試験範囲も書かれています。

上記で明記されている口述試験範囲「3.2(2)及び(4)に掲げる事項」とは以下のものです。

  • 登記の申請手続(登記申請書の作成に関するものを含む。)及び審査請求の手続に関する知識
  • その他土地家屋調査士法第3条第1項第1号から第6号までに規定する業務を行うのに必要な知識及び能力

口述の試験範囲として記載されていますが、これはあくまでも形式としての試験範囲です。

何が言いたいのかというとですね、土地家屋調査士の口述試験の本当の目的って上記の知識を問う事ではないんですよ。
口述試験の本当の目的は土地家屋調査士なるに値するかを見定める面接なんですよ。

「またまたウソ言ってるよ~」って思った人は以下の資料を見て下さい。

これは『平成28年度土地家屋調査士試験の最終結果』です。

⇒平成28年度土地家屋調査士試験の最終結果(PDF)

これを見たら分かりますが、記述試験の結果について詳細が述べられているのに一切口述試験の結果については述べられていません。
それなにの最終結果として発表しています。

本来口述試験が試験として合否のあるものであるなら、その結果も含まれているはずですよね。
しかし、口述試験の結果が触れられていないという事は、口述試験は試験としての機能ははたしていないという事です。

ではなぜこんなまどろっこしい口述試験なんかをして受験生を面接するんでしょうか?

土地家屋調査士という資格の重要性を知れば口述試験の意図が分かる

8月に実施(平成30年度からは10月に実施)された筆記試験で受験生が土地家屋調査士になる知識があるかなんてもう分かっているんでよね。
だから改めて知識を口述で受験生に確かめるまでもない。
これは分かりますよね。

口述試験では知識ではなく土地家屋調査士としてふさわしい人間であるかどうかという事を見極めなくてはいけません。

実は、その事は土地家屋調査士法の条文にも書かれています。

【土地家屋調査士法】
第一条  この法律は、土地家屋調査士の制度を定め、その業務の適正を図ることにより、不動産の表示に関する登記手続の円滑な実施に資し、もつて不動産に係る国民の権利の明確化に寄与することを目的とする。

第二条  土地家屋調査士(以下「調査士」という。)は、常に品位を保持し、業務に関する法令及び実務に精通して、公正かつ誠実にその業務を行わなければならない。

ここで「不動産に係る国民の権利の明確化に寄与することを目的」とありますよね。
土地家屋調査士は、日本国民の権利に関わる仕事をしているんですよね。

だから、筆記で合格したなら「はい、合格!!」ていう事をしていたら、コミュニケーション能力ゼロのとんでもない常識外れな人が土地家屋調査士になってしまう可能性だってあるんですよね。

法務省だってできるだけそのような状態は避けたいですよね。
ですから口述試験という形をとり受験生がどんな人間かを見ているのです。
見ているといっても何も特別優れているかどうかなんてではないですよ。

ざっくりいうと「常識のある日本人かどうか」という事です。

ちなみに日本人かどうかっていう所も重要なんです。
日本国民の不動産という財産の権利扱うのであるので、日本国籍のない怪しい人は土地家屋調査士になれませんよ。

これは土地家屋調査士試験受験案内にも記載されています。

「戸籍に記載されているとおり正確に記入してください」ってわざわざ書いているくらいだから、「戸籍ある人=日本国民」でなければいけないという事なんですよね。

土地家屋調査士の口述試験は落ちないが、落ちる受験生もいる!?

ここまで読んで分かったと思いますが、土地家屋調査士の口述試験というのは知識を問われる試験ではありません。
実際に私は口述対策なんてしてなかったから当日まで何を質問されるとか、どういった形式で行われるのかなどマジで知りませんでした。
質問された事も緊張していたので3割くらいしか正確に答えれませんでした。
でも合格できました。

私の中では口述試験は落ちる事はないという確信を持っていましたから。
一応東京法経学院から筆記試験合格者を対象に送られてきた『口述試験対策』なるものをもらっていましたが、一切やってませんでした!!

心配な人は口述試験対策をやってもいいと思いますが、その時間を別の事に使うほうが賢いと思います。

口述試験の対策をやらないと落ちることがあるという人もいますが、私からすると「土地家屋調査士の口述試験の本質を理解してる?」って思います。
試験会場で登記官が何人いて椅子がどこにあって、待ち時間はどうとか。
こんな事は本当にどうでもいい事なんです!

もちろん過去に口述試験に落ちた人いますよ。
でもその人達は口述試験の内容がどうとかではないんです。

口述試験で落ちた人たちって言うのはこんな人たちです。

  • 通常のコミュニケーションが取れない
  • 思想や政治的な事を言ってしまう
  • 常識外れな身なりや髪型

つまりフツーにしてればいいんですよ!

口述試験の質問を100%答えれたってモヒカンで全身タトゥー入れてたら落ちます。

この意味が分かる人は絶対に口述試験には落ちません!!

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