土地家屋調査士は難しくなっているのか

土地家屋調査士の試験サイトや受験生の中には「土地家屋調査士試験は年々難化している」と言っている人がいますが、本当のところはどうなんでしょうか?

私的には「難化」という言葉は少し違うのかなぁと思います。
土地家屋調査士の試験の本質的には何十年も前から変わってはいないのです。

では、何故試験が難化しているという人がいるのでしょうか?

曖昧な知識では合格できないようになってきている

多肢択一問題にしろ、書式問題にしろ過去問をマル覚えしただけでは合格はできないでしょう。
恐らく試験が難化しているといっている人達はこのような過去の問題だけやっていたのでは合格できない「難しくなっているぞ!!」と思っているのではないでしょうか?

いやいや、こういう考え方自体が間違っているんです。
問題でインプットしていくという方法は他の試験勉強では通用するかもしれませんが、土地家屋調査士の試験の場合には、問題はあくまでアウトプットです。(アウトプットからインプットに転じる勉強方法もありますが)

とにかく土地家屋調査士のインプットは基本六法です!!
絶対六法です!!
間違いなく六法です!!

六法を読めない人は資格学校の講義やテキストで先ず知識を付けて下さい。
そして六法を読めるように先ず実力を付けて下さい。

六法をきちんと読み込んで自分の知識にできている人なら、昔も今も本試験で問われている事に大きな違いは感じられないのではないかと思います。

サラっと講義やテキストを読んで過去問で鍛える!!的なパワー型の勉強をしていると、どこかでつまづきます。
問題を解答して知識を付けていくという勉強法は知識を曖昧化させるからです。

例えばこんな感じです。

  • 土地家屋調査士は建物が新築した時に登記をすることができる。

といった過去問が仮にあったとしますよね。

で、これは「建物表題登記」としては〇ですよね。
こういったような過去問を何回かしていると、「土地家屋調査士は建物が新築した時に…」って問題の途中まで読んでいくと、「あぁ、これは建物表題登記の問題で答えは〇だね」という感じで思い込みやすくなってしまうんです。

で、この問題をそれ以上に深く追求する事ないので、アレンジをされるともう難しい問題ってなってしまうんです。

さて先ほどの設問をこんな感じでアレンジされたらどうでしょうか?

  • 土地家屋調査士は建物が新築した時の所有権保存登記をする事ができる。

ってなったらもうパニックになる受験生がいるんですよ、本当に。
当然答えは×なんですけどね。

「いや、こんな簡単なアレンジで間違うかよ!!」って突っ込んだ人だってこんな事ないですか?

いつも見慣れた設問が答練等でアレンジされて出題された時に「あれこれいつも見慣れた問題と少し違うけど合ってるよな?」って何回も読んでいくうちに頭の中でゲシュタルト崩壊が起こってしまった経験ないですか?

【ゲシュタルト崩壊】
一つの漢字や文章を一定時間見続けているとパーツごとにばらけて見え始め、正しく認識することが難しくなったり、よく知っているはずの文字や文章に疑問をもち始めたりするなど。

土地家屋調査士試験は難化などしていない

年々土地家屋調査士の試験は曖昧な知識では正しく解答することが難しくなってきています。
しかし、それは難化しているという事ではないのです。
何年も前に合格した人が今の土地家屋調査士試験を受けたって結構解けるんですよ。

そういう人たちは曖昧な知識で本試験に臨んでなんかいません。
問題が例えアレンジされていたとしても「なぜそうなるか」という事を理解しているから対応できるんです。

法改正等があった箇所についてはその都度覚えるという事は必要でしょうが、法律の改正等は毎年ある事ですから、それについては難化したとはいいませんよね。

本質さえ見うしなければ土地家屋調査士の試験は年々難化していって勉強量が増えていくという事はないですからね。

難しくなるから短期に合格するというのは、違いますよ。

あくまで短期に合格するのは、今後の独立に向けて早目の準備のためですからね!!

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