土地家屋調査士になるためには試験を受けて合格しなければいけません。
では、その土地家屋調査士の試験の内容とはどういったものでしょうか?

今回は土地家屋調査士の試験の内容について話をしていきます。

土地家屋調査士には筆記試験と口述試験がある

土地家屋調査士の試験は大きく2つの試験から構成されます。
一つが「筆記試験」、そしてもう一つは「口述試験」です。

「2つも試験があるのか!!」と思った人もいるでしょうが、口述試験については、面接的な意味合いが大きく例年口述試験で落ちたという話はないので実質的な学力の試験としては、筆記試験のみとして考えた方がいいでしょう。

では、この2つの試験についてそれぞれ詳しく述べていきます。

土地家屋調査士 筆記試験

筆記試験は10月に実施されます。例年筆記試験は日曜日に実施されていますので、今後も筆記試験については日曜日に実施され続けられると思われます。

筆記試験の構成は、同日に「午前の部」と「午後の部」が実施されます。

試験時間は例年以下の通りです。

筆記試験 午前の部

着席時間:午前9時00分
指定時間:午前9時15分
試験時間:午前9時30分から午前11時30分(試験時間:2時間)

試験内容は、マークシート(5肢択一形式)10問、書式問題 1問。

筆記試験 午後の部

着席時間:午後0時30分
指定時間:午後0時45分
試験時間:午後3時00分から午後3時30分(試験時間:2時間30分)

試験内容は、マークシート(5肢択一形式)20問、書式問題 2問。

午前の部の試験には免除がある

午前の部、午後の部併せると計4時間30分というかなりの長丁場の試験ですが、実は午前の部については、「免除」される事があります。
免除がされれば午後の部の試験(2時間30分)のみ受験なので受験生としての負担はかなり減ります。
実際、毎年土地家屋調査士に合格している受験生のほとんどが午前の部の試験免除者である事から、午前の部は免除してもらい、筆記試験に挑むという形が良いでしょう。

午前の部免除とは

午前の部の資格免除とは「土地家屋調査士試験受験案内書」では以下のように述べられています。

測量士、測量士補、一級建築士若しくは二級建築士となる資格を有する者又は午前の部の試験について筆記試験に合格した者と同等以上の知識及び技能を有するものとして法務大臣が認定した者(筆記試験に合格した者をのぞく。以下「認定者」といいます。)は、その申請により午前の部の試験が免除されます。

一読するとかなりややこしく書いていますが、一般の方が受験する場合には以下のように考えて下さい。
「測量士」、「測量士補」、「一級建築士」、「二級建築士」この4つの資格のいずれかを取得していれば午前の試験の免除が受けられます。

ですが受験生皆がこれらの資格を事前に取得していないというケースは珍しくありません。
では、どうすればいいのでしょうか?

これについては、「測量士補」という資格を受験して合格している方がほとんどです。
土地家屋調査士の試験で有名な予備校、東京法経学院でも午前試験の免除としては「測量士補」取得を推奨しています。

初学者の方はとりあえず「午前の試験は測量士補で免除」という事を覚えておいて下さい。

⇒午前の部の試験免除についてはこちらの記事を読んで下さい

土地家屋調査士 口述試験

土地家屋調査士の筆記試験ともう一つの試験、それが口述試験です。
その名の通り記述ではなく面接形式で口問口答の試験です。

この試験は受験者全員が受けられるのでは無く、筆記試験を合格した受験者のみが受けられます。
受験日は筆記試験合格発表後で、1月に実施されます。

この試験については、前述したようにあまり見構える必要ははなく、勉強してきた内容を面接官と確認するという感じの気持ちで良いと思います。
試験時間も15分程度で質問内容が全て完璧に答えれないといけない分けではないようで、緊張して回答に詰まれば面接官がヒントを出して誘導してくれる事もあります。
ここ数年この口述試験で落ちたという事例がない事から、常識を持ち、土地家屋調査士の試験勉強をコツコツとやっていた受験生は心配はいらないでしょう。

試験に合格すれば土地家屋調査士です

土地家屋調査士の試験には、筆記試験の午前と午後、午前の試験免除、口述試験などややこしい内容だと思ったかもしれませんが、一言でまとめます。

土地家屋調査士の試験は『午後の筆記試験が合格できればよい!!』です。

・午前の試験免除は必須
・口述試験が落ちるという確率はほぼゼロである

土地家屋調査士の試験に向けて受験生は、午後の試験の多肢択一問題20問(5択マークシート形式)、記述問題2問(図面と書面作成)のみに全力を注げばいいのです。